ヒーローしのいサーキット


2回目となるサーキット走行。ここで、何かが…


ジムカーナに先月も参加して今月は何の予定も無く、無性に走りたいなぁと思っていたところ、雑誌を見ていたら、栃木県のヒーローしのいサーキットでは平日のフリー走行が安く走れると言うものを見つけた。
これは是非行かなくては!!
と思い、日程を調べて行く事にした。
ここが、ヒーローしのいサーキット


その日は、生憎の
路面状況は、ヘビーウエット。
自分の中では、雨のほうが車体の挙動の勉強になるから良いやって思っていたのだけど、この甘い考えが後で悲惨な事に…

サーキットに一緒に行ったメンバーは、高校時代のクラスメートで、トノエノケンと私の3台で参加した。
サーキットを走る前に、ブリーフィングを受ける。
オフィシャルの人が、「ここのコーナーは無理をしないこと、路面がウエットで傾斜しているからお尻が出やすくなっていてあぶないから…」などの注意事項を聞いていざコースイン。
初めの数週はペースカーが入るので、これは良い機会なのでコースのライン取りなど参考にする。
ペースカーは、180SX。
FR車でヘビーウエット路面だった事もあり、かなりのスローペースで走っていた。
実はこのサーキット走行に合わせて、今回シートを変更してきた。
運転席側だけだけど、純正シートからRECAROのフルバケットシートであるSP-Gに変更した。
これは良いですね。
ペースカーがスローペースで走っているとは言え、路面が凄く滑る状態なのでラフなアクセルワークをすると簡単にスピンモードに入りそうなんです。
しかしこのフルバケットシートのおかげで体のホールド性がとても良くなり、車体の挙動がとても掴みやすい状態になったんです。
そのため、コーナーがそんなに恐く無くなったんです。
しかし、この大きな勘違いが悲惨な結果に…

ペースカーが抜けてからは思うように走れるようになり、私・トノ・エノケンの3台は若干ペースアップ気味で走り出した。
ペースカーがいなくなってから1週目、トノがコースアウト。
丸印地点でスピン!!

最終ヘアピンをクリアしたところで、トノが派手にスピンしているのが見えた。
やはり、ヘビーウエット路面でMR車はかなりしんどかったんだろうなぁ…
と思いつつ、メインストレートをアクセルを6割ぐらいの開度で抜ける。
トノも、ダートエリアから無事抜けられたらしくイエローフラッグも消えて、再びコースはオールクリア状態に。
たいぶコースに慣れてきたから、もう少しペースアップしても大丈夫だろう…。」
この過信が、とんでもない事態を引き起こした。
最終ヘアピンを抜けてシケインをクリア、メインストレートをアクセル開度8割ぐらいで抜ける。
第1コーナーの高速コーナーに入ったとたんに感じた!
やばい、進入速度が速すぎた!
そう思ったのは、時すでに遅し…。
リアタイヤがブレイクしかかり、スピンモードに入りかかっている。
カウンターを当てないと。
そこでコース右側にあるコンクリートウォールが目に入り、「カウンター当てすぎてお釣りもらったら、ここにグサッて刺さるかも?!」と思ってしまい、カウンターのあてる反応が遅れてしまいインプレッサはスピンモードに…
制御不能状態で、左側のタイヤバリアへえぐるように突っ込んでしまった。
紫色がタイヤバリアです。

時が止るって、この事なんだなぁって思った。
だって、車が壊れるのが分かるんだもん…
フロントスポイラ―がぶっ飛んでいったり、右のフェンダ―が凹んでいくの。
「ああ、こりゃ駄目だな…」って、思ったね。
その後、車は動いたのでコース状態を確認してからピットへ帰った。

降りてから車を確認してみると…
これは、酷いかも
ナンバーがベコベコです。(*)フェンダー、ライトがメチャメチャです。(*)
ドア2枚とも板金不可です。トランクも凹んでいます。(泣)

降りて車を見たときは、ショックのため変なハイテンションになっていました。
それに、その時は車両保険が使えると思っていたのでそれほど、気にしていませんでした。
その後自走は可能なので、サーキットを後にして自宅へ向かって帰る事にした。
途中飯を食べるために、ファミレスに入って食事をとることにした。
そこで、初めて保険屋に電話を入れたんだけど。
サーキットで事故っちゃったんです。」(私)
申し訳ございません、サーキットでは車両保険が適用されないんです…」(オペレーター)
は? ナンですと?!
それじゃ、私はどないすればよいの???
ほんとそう思いました。
確かに落ち着いて考えてみると、サーキットなど事故率の高いところでは車両保険が使えるようじゃ、保険屋が倒産しちゃいますもんね。
かなり、ショックが襲いましたね。
果たして、再びインプレッサに乗れることが出来るかどうか…
この時に、自分がやってしまった事への後悔がとてつもなく出てきました。
ほんと情けなかったです。
その後、地元のディーラーに車の修理を依頼し、見積もりを出してもらいました。
削れるところは削って、最終的な修理金額は70万円で留まりました。
幸いボーナス時期だったために、現金一括で払えました。
車が戻ってきた時は、元のように走ってくれるのかとても不安でしたが乗ってみれば不安は吹き飛びました。
ああ、良かった。
ほんとそう思いました。

今回、この車をクラッシュさせてしまって思ったことは、未熟な運転技術なのに無理をしすぎてしまったこと。
これは、ほんと反省点になりました。
今後は、車を壊すことなく自分のペースを守りきれるような、“(精神力の)強いドライバー“になりたいと思います。
この失敗を糧に、同じ間違いをしないように気を付けたいと思います。

綺麗に直って、戻ってきてくれました(笑)

(*印)写真提供トノより。THANK YOU!

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