LSD&社外クラッチ交換、
MTオーバーホール


今回は走行距離を10万キロを突破したこともあり、ミッションOHをすることにしました。
私のNSXは記録簿を見る限り、3万キロの時点で一回クレームによるミッション交換を行っているみたいでしたが、走行距離も走っていることもあり、オーバーホールをすることを決意しました。
せっかくミッションをおろすので、工賃を安く浮かせるがてら、クラッチも寿命近く、駆動力を上げる考えの元、機械式LSDを投入することにしました。
今回の作業は、鈴鹿のエスプリでお願いしました。


クラッチについて。
前オーナーが一回H13.7月に交換していました。
走行距離にして、5〜6万キロくらいに交換したとのこと。
現走行距離は11万3千キロを突破しているので、すでに5万キロ以上は使っており、最近はクラッチも若干すべり気味&切れも悪くなってきたので、交換の必要性が高まってきておりました。
純正クラッチは慣性重量が重く作られているので、どうしても回転フィールは重くなりがちです。
そこで、前オーナーはフライホイールをTAITA製4.4キロの軽量フライホイールを使用していました。
今まで使用していたクラッチです。よく頑張ってくれました。(感謝)
2006年12月撮影
それだけでもかなりフィーリングが変わったとの事ですが、私は最初からその状態のため、本当の純正のフィーリングと比べることは出来ません。
今回はフライホイールではなく、クラッチをセットごと社外品にしようと考えました。
社外品のクラッチセットであれば、クラッチの重量バランスをフライホイールだけではなく、クラッチ全体としてバランスをとって軽量化されているので、クラッチセットごとにしようと思ったのです。
今回は某オークションで見ていたら、OS技研の中古クラッチセットが格安で出ていたので落札しました。
走行距離は2,000キロ程度。
ディスクを見たら、まだまだ使えるとの事だったので、値段を見て考えた所、落札しました。
購入日品物落札金額
2005年10月OS技研ツインプレートクラッチR2CD\69,000
これが、今度装着する中古のクラッチです。
クラッチ版の反りがあるので2枚だけ交換しました。
それでも新品を買うよりかは安かったです。
品物は、OS技研製ツインプレートクラッチR2CDでダンパー付きでミッションへの負担が少ないタイプでもあり、落札しました。
手元には2005年10月に来ており、実際装着するには大分時間がかかりました(^^;



LSDについて。
NSXはミッドシップでもあり、トラクションに優れています。
しかしながら、スポーツ走行を念頭に置くと若干物足りなさも伺います。
前の愛車であったインプレッサでも、リアに機械式LSDを組んでいたのですが、その操る楽しさは数字では表せないものがありました。
そのため、必ず装着したいと考えていたので、今回ミッションをあけるついでに機械式LSDを投入することにしました。
またNSXはNAでもあり、同排気量クラスの車と比べるとパワー不足気味です。
しかし、ここは日本!
法律的には出せる速度は、100キロまでと決まっているので、そこまでのパワーはいらないと考え、 「ならば加速力を上げよう!!」と考えました。
そこでぴったりなのが、ファイナルギア交換。
クーペモデルはギア比4.1なのですが、これをOS技研製の4.4ファイナルにします。
これで、サーキットでは美味しい回転域を使えるようになるので楽しみだ♪
純正6速ミッションという手もありますが、予算の都合上却下です。
今回は某通販店を使い、以下の値段で仕入れました。
購入日品物購入金額
2006年11月OS技研スーパーロックLSD定価\260,400

\199,500
やはり、買い物は上手にしないといけませんね。
LSD本体とカウンターシャフトです。
さぁ、どんな加速をするようになるかな♪



ミッションオーバーホール&各パーツの組みつけについて。
組み付けは信頼できるショップである、鈴鹿のエスプリでお願いしました。
クラッチについては中古なので、各プレートの反りの状況を見てもらって、必要最低限の交換にとどめてもらいました。
幸いプレート2枚で済んだので、かなり安く済んでおります。
また、タイプRはクラッチダンパーレス使用となっているため、クラッチの切れがよく、ペダルストロークも短くなっているので、今回はクラッチダンパーレスとクラッチペダル交換もあわせてお願いしました。
ダイレクトイグニッションはどうもアイドリング時や高回転域で、ミスファイヤリングが多く「ボッボッボッ・・・」と気持ちよくなく、今回一緒に点検してもらったら、ダイレクトイグニッションコイルに寿命が来ていることが判明。
今回急遽好感することになってので、臨時出費です。
部品代金額作業内容金額
ミッションオイル\14,000ミッション脱着\90,000
デフベアリング\2,650分解&OH\125,000
デフベアリング\1,600LSD取付・調整\36,000
クラッチペダル\6,600クラッチペダル&ダンパー取付18,000
ダンパーASSYクラッチ\7,750
クラッチOHパーツ
ディスク
\25,000
プレッシャープレート\23,500
ダイレクトイグニッションコイル6個\6,200×6=\37,200ダイレクトイグニッションコイル取付\18,000
部品代合計\119,900工賃合計\287,000
消費税\20,345
合計\427,245-\7,245(値引き)
\420,000也

ミッションは思っていたほどシンクロなども痛んでおらず、交換対象になったのはベアリング程度でした。
今回はミッションをおろすということで、クラッチ交換は工賃がかからなかったのがよかったです。
これでエンジン・ミッション・ブレーキのオーバーホール関係は終わったので、これからまた10年近くは安心して乗れます。
今回、ファイナルを4.4に落としたのでかなりか速力も上がり、気持ちよい感じに仕上がりました。
かなりこれはお勧めのグッズだと思います。

今回かかった、全ての費用。
品物金額
OS技研ツインプレートクラッチR2CD\69,000
OS技研スーパーロックLSD\199,500
ミッションオーバーホール関係\420,000
合計金額\688,500
改めて、まとめてみると凄い金額ですね。
さすがに一気にやるとなると、考える金額ですが、パーツをコツコツ集めていたので、意外に一回に出る出費は抑えられている方だと思います。
これからは、そこまで大掛かりなことはやろうと考えていないので、ひとまず落ち着きそうです。


記録簿に戻る